このコーナーの読者さんから
こんな感想が寄せられました
この日記を読むと、小さい頃、夕方になると聞こえてきた
豆腐屋さんの『パフーパフー』という音を思い出す
思わず秘かにガッツポーズ ^^!
心の中にあるノスタルジックな風景を
思い出していただければ
こんなうれしいこと、ありません・・・
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最近は、仕事のBGMに
70年代後半の歌をよく聴いている
中原理恵【東京ららばい】
庄野真代【飛んでイスタンブール】
渡辺真知子【かもめが飛んだ日】
百恵さんの【プレイバックPart2】など
歌う歌手も落ち着いていて、大人の雰囲気がある
聴く曲の年代によって
自分自身が感じるイメージや景色があり
この頃の曲を聴くと夏の暑い昼下がり
シャワーを浴びた後の爽やかな気分が甦ってくる
何故だかはわからないが、そんな体感が甦る・・・
来し方を振り返ると、陰の時代、陽の時代があり
明らかに陰であった中学時代に比べると
この頃は多分、陽の時代だったのだろう
青葉を通り過ぎる
爽やかな風のきらめきまで感じる気がする・・・
この頃、始まったTV番組に【特捜最前線】があった
出演者も、地味ながら豪華で男臭く
二谷英明、本郷功次郎、藤岡弘、横光克彦、夏夕介
渡辺篤史、大滝秀治、誠直也、西田敏行、荒木しげるetc...
何でこんなに覚えているのかというと
地元の局にKBS京都というのがあって
再放送と地元の話題だけで
持たせているような放送なのだけれど
レトロ愛好家にはたまらない内容のものを
突然、連続放映することがあり
数年前、この【特捜・・・】や
【赤いシリーズ】が放映されて
お昼時、TVに釘付け状態になった時期があったのだ・・・
【太陽にほえろ】のような派手さや
事件解決後、部屋で刑事たちが談笑・・・
といったシーンはなく何ともいえず理不尽
不条理といった結末にもやもやしていると
突如、エンディングテーマ曲
F・チリアーノの【私だけの十字架】という
スパニッシュなギターの音色が流れ
これで話しが終わってしまったことを思い知らされ
なんとも 虚しい気持ち
世の無常を思い知らされることになる・・・
曲の背景には、その頃の東京・・・
まだ、新宿副都心のなかった時代の
少しレトロな東京の風景・・・
ビルの谷間に、真っ赤な落日
少しずつ東京は闇に包まれ
ネオンの灯る夜の街に変わってゆく・・・
この【私だけの十字架】が、たまらなく良かった
勿論、ドーナッツ盤を買って聴き込んでいた・・・
この曲にこんな思い入れがあるのは
私だけかと思っていたら
何と【特捜・・】【・・・十字架】を
好きな人はかなりいるようで
もし、この曲を知らないが、聴いてみたいと思われる方は
検索するとかなりマニアックな方のHPで聴くことができますので
お勧めはしませんが、ぜひどうぞ(笑)
この頃、熱心に読んでいたのは雑誌【ノンノ】で
今のノンノよりもっとアダルティな感じがした
モデルはほとんど外人さんかハーフで
大人っぽかったし、内容も等身大というよりは
ワンランク上のライフスタイルを紹介した
ヨーロピアンで小洒落た雰囲気を漂わせていた気がする・・・
あと、ポプリのオーソリティー、熊井明子さんの
何とも素敵なポプリにまつわるエッセイの連載物もあり
【ハーブ】なんて、まだ一般に広まっていなかったので
ハーブ、ポプリ、紅茶、など
西洋の匂いのする未知の世界に憧れた
夏休み、近所の縫製工場でバイトしたり
農園で伝票整理をしたり、買物などの用事を頼まれては
そのおつりを小遣いにしてもらい
せっせとこういうファッション雑誌や
【ドレスメーキング】や、生地を買い
好きな服を自己流で作っていた
雑誌を売っていた隣町の本屋さんには
とてもキレイな美人姉妹がいて大人のお姉さんにも憧れた
その並びの新しい雑貨屋さんの優しい小母さんにも憧れ
なんといっても、流行歌や
TVで垣間見る東京などの大都会に憧れ
白髪になってもリボンのついた
いカチューシャが似合うようなお婆ちゃんになることを夢み
宝塚に憧れているクラスメートと文通をしたりして
何ともロマンティックな時代であったナーと思う
でも、これらの風景が
今の自分と繋がっていることも面白い
あとで、検索して、チリアーノの歌を聴いてみようかな・・(笑)