大阪で開催されているゴッホ展も18日までとなった
もうすぐ連休に突入するし
明日は午前中用事があるし・・・
今日しかないか!と思いたって
朝、登園の帰り、そのまま京阪電車で淀屋橋へ・・・
大阪に来るのも久しぶり・・・
数年前まで毎日職場に通っていたが
久々に訪れた大阪は
やはり人や車の動きが早い
皆せわしなく歩いている
特にこの界隈は、古い大きなビルディングが多く
大きな水路もあり、頭上を高速が走り
飛行機もまじかに飛び・・・
『いったい何処に迷い込んだんだろう・・・』
と思うような無国籍感にもあふれている・・
少しオノボリさんよろしくデジカメ片手に
景色を撮ったりしてみる事に・・・
有名な中ノ島公会堂という
とってもレトロで素敵な建物があるのですが
周りが今、工事中で背景がいまいちだったので
取れなくて残念・・
東京の隅田川のように水上バスが出ていて
いつもと違う目線で
川べりの風景を眺めるのも楽しいんですよね
こういう川べりのキレイな公園に必ず見かけるのが
青いテントを張ってここで生活をされているh・lさんたち
・・でも、こんな景色も私はかなり好き・・・
さて、お目当てのゴッホ展
平日の午前なのに、なんで?!
と思うような人・ひと・ひと・・・
この時間帯にゆとりのある割と年配の方が多いかな・・・
有名な【夜のカフェテラス】や【黄色い家】
ブルーとイエローの配色がとてもキレイ
私は、並んだり、人の多いところに居ることが
どうしてもできないたちなので
こういう有名な作家の絵画展にはあまり足を運ばないし
どうしても見たいときは
できるだけ空いていそうな時を見計らっていく
人の頭の隙間から、背中を押されつつ
せわしなく眺めないといけないのは、とてもつらい・・
じっくり鑑賞できないのが残念だが
本物の色やタッチを観れるんだから
まあ、よしとしときましょうか・・・
ゴッホの絵が特別に好きなわけではないのだが
この人の場合は、プロフィールに惹かれるから・・・
意外にも純粋な望みを持った
画家としてはかなり出発の遅かった、そう若くない青年
結局は悲しい最後を遂げることになる
生き方の下手な一人の男性が
どんなタッチで、どんなものを描くのか・・・
そこのところに興味を持ったから
どうしても観ておきたい・・・と思ったのだ・・
数点お気に入りを見つけた後いよいよ終盤というときに
人が多くても、隙間からしか観られなくても
背中を押されても
釘付けになってしまった一枚の絵に出合った・・
【夕暮れの風景】・・・
私も夕暮れの景色は好きだが
ゴッホも好きだったそうだ
亡くなる少し前の作品という注釈が
効いているせいもあるのだろうが
色の美しさと、溢れ出る何ともいえない力強さ
もやもや感、寂しさ、品のよさ、無言のメッセージ
力量等々を感じ
しばらくそこを離れることができなかった
こんな力強い絵を描ける人が
亡くなる必要などないのでは・・・と思い
人事ながら無念だった・・(涙)
さて、出口付近には、ゴッホグッズの山が・・・
およそ商業主義とは無縁のゴッホの作品展で
この絵をモチーフにした手帳や、ポストイットや
クリアファイル、更にネクタイに、マグカップ
傘まで売られているのは如何なもんか・・・
ご当人のゴッホさんも
あの世で苦笑されていることだろう・・
それとも生きているうちに
やって欲しかったと思っているだろうか・・・
しかし、こうして商品にしてみると
意外にも決まる・・・というのか
やはりブルーとイエローの配色の美しさや
構図のデザイン性がいいのだろう・・・
私も黒地にヒマワリのTシャツや、一筆箋
金色の割と凝った額縁に入った絵など、かなり悩んだ挙句
結局、本日の目録だけを購入し、出口に向かった・・
なんでや 苦笑・・・
まあ、選びきれなかったということでしょう・・
で、会場を出て、入り口の売店
(ミュージアムというのですか・笑)の前に行くと
さっきほど人は居ず、さっき以外のゴッホさんの商品や
それ以外の画家の商品が売られていて
さっきあんなに迷っていたのに、何の躊躇もなく
大好きなピカソのマグネット2点と
母と子の絵を買ってしまった
いや、実はピカソは大好きなんです
あの肩の力が抜けたタッチの線画、デザイン性
華やかでカワイイ色のセンス、風刺の精神
お茶目な雰囲気が、数年前、奈良のピカソ展に行って以来
トリコになってしまった
こんなにもピカソにハマルとは
それまで予想もしていなかった・・・
で、ランチとコーヒーをオフィス街の店で取って
2時ごろ帰宅し、続きのお仕事にかかりました
でも、今日の大阪は梅雨が上がったかと思うような
カラッとした暑さ(暑すぎ!)で
30分ばかり横にならないと
まったくエンジンがかからない状態でした
外にいるときは思い切り元気なんですがね・・・(苦笑)