昨年、竹久夢二美術館で買ったオルゴールを
久しぶりに聴いてみました
素敵な曲を、綺麗な音色で聴くと、
ほっとしますね・・・
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先日、ある場所で
ストレスの解消法は?と聞かれた
割とストレスは溜まらない・・・というか
あまり溜めない方だと思うので、改めて方法を考えてみると
このH・P作りはかなりストレス解消法になっているな
・・・と感じた
また、好きな音楽を仕事中に聴くことができるし
お気に入りのコンサートも
年に2、3度程度とはいえ行くし
この前のように絵を見に行くこともある
この前、美輪明宏さんが
『人間には必要無駄が必要なのよ』
とおっしゃっていた
要するに絵や音楽、文学など
生命を維持するために必要な、衣食住の最低限以上の
【感性の部分】【無駄】のこと
それが、自分自身を形成する
大事な部分になるということらしい
いい意味での自己形成に役立っているかどうかはともかく
私の場合、むしろ必要無駄の方に
重きを置く生活をしているから(苦笑)
ストレスは溜まらないのだろう・・と思った
ついでにお金も溜まらないが・・・(涙)
このオルゴール
手のひらに乗せて余るくらいの大きさなのだが
結構音がよく、木でできていてとても可愛い
ホタルブクロのお花の中でおかっぱ頭の少女が
気持ちよさそうに眠っている
『今宵は月も』からの部分がないのは残念だが
(多分、大きさの加減であろう)
右の小さなハンドルを手で回しながら
好きな速さで聴くのである
この宵待草、オオマツヨイグサ、月見草の
別名で呼ばれているが
生態系の変化で無くなりつつあるとだいぶ前に聞いた
確かに私が小さい頃などは、原っぱや土手や
田んぼの畦道にいくらでも咲いていたのに
最近では見かけることがない
夏の土手といえば、アザミの花や、鉄砲百合
鬼百合もよく見かけた
夏の風物を歌った唱歌にはいい曲が多くて
郷愁を誘われるものが多い
・・・・多分、小学校に上がる頃だったと思うが
母が通販のオルゴール人形を買ってくれた
(・・・というより、自分自身の為に
買っていたのではないかと思うのだが・・・)
【支那の夜】の人形はピンクのドレスで
【月の砂漠】の人形のドレスが青
母はどちらを買うか随分迷っていた
結局【支那の夜】が、売り切れていた為
【月の砂漠】になった経緯まで覚えている
何故かと言うと母の選んでいるときの様子が
余りにも真剣で、浮き浮き楽しそうだったからだ
あの人も、必要無駄で生きているような人だった・・・
(って、まだ生きている・・ていうか
今、隣の部屋にいるっつーの)
この【月の砂漠】もかなり好きな曲だ
この音をよく聴き
らくだに乗った王子様とお姫様を想像しながら眠った
音楽を聴くことは
想像力を高めることにも繋がるのかもしれない
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絵の展覧会も、しばらくの間は
その世界で楽しむことができる
先日のゴッホ展
興味深いゴーギャンとの関係や
其々の場面でのゴッホの気持ちを探りながら
絵を照らし合わせて観ていると、かなり楽しめる
ここから、また、ゴーギャンを初めとする
ゴッホに関わった人の絵を、調べ、観ることで趣味が広がる
大きな展覧会は嫌いだといいながら
モディリアーニ、ピカソ、ダヴィンチ、印象派の画家展
日本人では小倉遊亀さんなど、好きな作家のは
結構観ているかもしれない
昔、職場があった三条烏丸から、駅のある四条へ帰る途中
【モンシェリ】という地下に降りてゆく喫茶店があった
数年前、久しぶりに覗いてみたら
まだ営業されていたので今もあるかもしれない
細身で知的な感じの美人ママが
『いらっしゃいませ。お疲れ様でございました』と言って
仕事帰りの営業マンを明るく迎えていた
すごく感じがいいのと、憧れとで
まだ若かった私もちょくちょく訪れた
ふと壁を見るとモディリアーニの
【黄色いセーターの女】の絵が掛けられていた
『この絵は、このママに似ているな・・・』と思った
小倉遊亀さんの絵は
しっかりとしたデッサン力があるのに
少しいびつとも取れるような輪郭のラインで描かれ
対象物の選び方もお茶目を感じて好きだ
嫌味のない色使いにも惹かれる
中の絵を入れ替えられる金の額に入った画集を持っていて
四季折々、絵を替えて楽しんでいる
どうしようかと、もう、何ヶ月も悩んでいる買物があって
クラシック音楽を聴きながら
世界の美術館巡りができるという
セットになったビデオなのだが
割とまとまった金額になるので、切抜きだけを机に置き
ずっと放ってある
はっきり言って、クラシック音楽も有名な画家の絵も
つい最近まではまったく興味がなかった
『お高くとまっている』風なイメージが先行し
むしろ嫌味な世界だと思っていた
でも、生きているうちに賞賛を受けられたのは極少数で
それぞれにドラマがあり、生きる苦労があり
もがきながら好きな絵や音楽を表現していたことを知り
なんだ。そうだったのか・・・と
等身大で観られるようになった
そして、本物はいい!やっぱりいい!
冷たいビール片手にジャージー姿で寝転んで
癒される静かな音楽を聴きながら
好きなヨーロッパ各地の風景を眺め
本物の芸術作品を鑑賞できる・・・
こう考えれば、決して高い買い物ではないのかも・・・
そう思いながら新聞の切抜きを再び手にし
溜息をついてはまた戻している・・・