「政府、“尖閣”20億円購入報道の実像…相変わらずの事なかれ主義。」
社会情勢
政府とマスゴミが日本国の癌。
http://www.zakzak.co.jp/society/politics/news/20120903/plt1209031131003-n1.htm
>沖縄県・尖閣諸島について、政府が約20億円で購入すると地権者側と大筋合意したという報道が3日、一斉に流れた。同諸島をめぐっては、石原慎太郎知事=顔写真=率いる東京都が購入交渉を進め、2日に現地調査を行ったばかり。
途中から割り込んできた野田佳彦首相に対し、石原知事は漁船待避所の整備などを「国有化」の条件として求めていた。
政府は中国側の反発を恐れてこれを見送る方針といい、石原知事の猛反発が予想されそうだ。
「今は国が借りているが、(尖閣諸島の地権者が)売りたい意向なので、さまざまなやりとりをしている」
藤村修官房長官は3日午前の記者会見で、尖閣の国有化に前進していることを示唆した。
これに先立ち、
NHKは同日朝、「政府 尖閣購入で地権者と大筋合意」「20億5000万円」「今月中の島の国有化の実現に向けて、詰めの調整」と報じ、読売新聞と毎日新聞も同日朝刊で「国が購入交渉」「20億円前後で調整」などと報じた。
日本固有の領土ながら、中国が野心をあらわにしている尖閣諸島。これを危惧した石原知事は今年4月、東京都が地権者と購入交渉をしていることを明らかにしたが、政府も7月、尖閣の国有化方針を固め、地権者や東京都に意向を伝えた。
石原知事は先月19日、野田首相と官邸で会談し、「本当の実効支配をしなければならない」といい、国有化受け入れの条件として、(1)漁船待避所(2)電波中継基地(3)灯台(4)有人の気象観測所を整備することを示した。
野田首相は返答を先送りしていたが、石原知事は2日、フジテレビ系「新報道2001」に出演し、「もう待ちません。(尖閣を)無人化して、ほったらかしにするのが(中国に対して)穏便だと思ってるんじゃないですか」と、野田首相の弱腰姿勢を批判した。
前出の
NHKと毎日はともに、石原知事が求めた漁船待避所などの整備について「中国側の反発なども考慮して応じない方針」と報じている。
これでは、
事なかれ主義の現状維持といえ、石原知事の主張する「本当の実効支配」とは180度異なる。次期衆院選を見据えて、石原知事や国民の反発は高まりそうだ。