生命は究極は炭酸ガスと水と太陽エネルギーより生まれている。恐竜の時代は炭酸ガスも大気中に多く、温暖で活発な炭酸同化作用により木々は大きく育ち草食の恐竜も十分な食べ物があった。ところが、巨大な隕石と衝突し、舞い上がった灰で覆われ太陽の光が地上に届かなくなり多くの生き物が死滅した。死滅した森や恐竜は再び地上に降りた灰の下で石炭や石油になった。石炭も石油ももともと生き物として地上の自然循環の一部であったのだ。石炭石油を空気中に戻せばかつての恐竜の時代の自然環境に戻るのではないか。
少なくとも、炭酸ガスを閉じ込め自然循環から切り離すような考えは本末転倒である。エネルギーを大切に使うのは重要だが、エネルギーを使って炭酸ガスを閉じ込めようとするのは浅はかな考えだ。火を使えるのは人間だけで、地球上の生命を創造する神が居るとすれば、人間に石油石炭を自然循環に戻させようとしているとも思う。草木で覆われる豊かな自然を多く保ちながら、少しずつ石炭石油を使って、徐々に温暖化を進める。「多様化してゆく生命の世代交代が順応できるようゆっくりとしたスピードで」が妥当な選択ではないか。。

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