2013/11/25

白竜 原子力マフィア編完結  今日の読書

 今年のドラマは半沢直樹が一位みたいだけど、自分は3話ぐらいで見るのやめてしまった。なんか見てて「これって微温たい白竜じゃね?」と思ったらなんかつまんなくなったんだよね。

 漫画ゴラクはおっさんが床屋で見るもんだと思ってたけど、その床屋きっかけで極道漫画である白竜にハマってしまった。ワンピースや進撃を読まずに白竜読んでるのはおっさんになった印なんだけど、今回の原子力マフィア編はやはり尋常ではない話なのでもうしょうがない。

 
 東電のずさんな原発管理体制に切り込んで、金をゆすりとろうとする極道白竜。今となっては陳腐な話かもしれないけど、これが始まったのは2011年の2月。元々社会問題を先取りすることで有名な漫画だけど、まさか漫画の中で告発されたずさんな管理体制が白日のもとにさらされ、「チェルノブイリの二の舞」が現実に起こるとはだれも考えなかっただろう。いかにゴラクといえどさすがに震災の中連載を続けることは出来ず原子力マフィア編はオクラ入りだったのだけど、今年に入り連載再開され今週ついに完結となった。

 この漫画は別に社会派ではなく極道ものなので、主人公の白竜は本来は常に正義ではなく組のシノギを優先する。もし現実に福島で原発事故が起こっていなければ、おそらく掴んだネタを元に東電をゆすり続けていた話になったと思う。しかし結局組長はこれをシノギにせず公表することを命じ、白竜もそれにしたがう。それは白竜らしくないといえばらしくないのだけど、原発マフィアを野放しにすることは国すべてを危険に晒すことで、つまり組や親分を危険にさらすことだと判断したのかもしれない。つまりヤクザが損得で考えたとしても原発は危険だということだ。

 そして、漫画の中でも震災が起きる。地震の中で初めて見せる白竜の表情は、悪魔のごとくすべてを見渡す男が初めて見せる呆然とした顔だったと思う。朝ドラのあまちゃんでは津波をジオラマに降り注ぐガラスで表現していてうまいなと思ったけど、今回の白竜は地震の予想できない恐ろしさを顔だけで表現した凄い一ページだった。
 

 
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