2019/10/22

「スペシャルアクターズ」2019日  今日の映画

 今回は「カメラを止めるな」で一躍人気となった上田慎一郎作品。思えばカメ止めはメッカである池袋ロサで満員の観客と見て最高の体験になったけれど、今回はガラガラの昭島のシネコン。ただ、結果としては満足できる映画だった。

 売れない役者である和人は極度に緊張すると失神する持病を抱え、小さいころに録画したスーパーヒーロー「レスキューマン」だけを心の慰みとして生活していた。その彼の前に街なかで役者としてチンピラを演じる弟が現れる。和人は弟に言われるまま、演技による街の便利屋「スペシャルアクターズ」に参加することに。少しずつ大きな仕事を任される中で、大きな依頼が舞い込んでくる。新興宗教団体による旅館の乗っ取りという大きなヤマを彼は乗り越えるごとができるか…。



 カメ止め同様仕掛けについてはネタバレできない。しかし、上田慎一郎監督という人は低予算であるという事を熟知し、どのような話なら低予算が武器になるかという事を熟知した人だな、と改めて感じる。今回の話ではやはり無名の若手俳優が中心になっているんだけど、なぜそういった人たちばかりがこの話に出てくるのかという理由がきちんとあるんだよね。だから、演技の拙さやセットのチープさも後になって「ああ、そういう事だったのか」という感想になる。

 ただ、今回のスペシャルアクターズという設定はこの作品だけで終了させるのはちょっと惜しいな。途中までは、このレベルの深夜ドラマとかがやってればいいのにと思ってしまった。スティングのような大仕掛けのペテンを嬉々として仕掛ける話はホラとしても面白い。コメディ映画って設定と脚本、キャストのレベルがそろっていることが重要で、どれかが突出するとバランスが悪くなる。途中までの無理な話も劇中では違和感なく受け入れることができるから、別にツイストが無くても良かったんじゃない?という気がする。

 ラストについては「倒れない」方が良かったんじゃないかな。どんな理由であれ、スイッチは入ってるんだから。

 見てよかった映画ではあるけど、やっぱりコメディ映画は満員の客席でみんなと笑いながら見たかった。池袋ロサに行くべきだったかな。

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タグ: 映画



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