2019/11/29

「すみっコぐらし とびだす絵本とひみつのコ」2019日  今日の映画

 今回はまさかの子供向け映画。ただ、「世のおじさん感涙」という評判と、周りの感想がえらいことになっているので、サービスデーに慌てて鑑賞。「ハンカチ、いやタオルが必須です」というアドバイスも聴いたうえで空いてることでおなじみの日の出に見にいったけど、平日の最終回にもかかわらずまあまあの入り。
 さすがにタオルは要らなかったけど、世の評判は分かる気がする。

 すみっコぐらしの動物たちは部屋の隅っこが大好きな控えめな子ばかり。ある日みんなで喫茶店に行くと、アルバイトのお化けが地下室で飛び出す絵本を発見する。それは、みんなを絵本の中に連れていく不思議な絵本だった。絵本のお話の中に入り込んだすみっコたちは薄汚れた色のヒヨコに出会う。一人ぼっちで迷子のヒヨコの為に、すみっコ達はお家を探すことにするのだが…。



 当たり前だがこの映画のメインターゲットは小学生であり、おじさんではない。その為に序盤はかなりまだるっこしい。説明も丁寧すぎるし、絵本の中の世界もありきたりに見えてしまう。そして、薄汚れたヒヨコというだけで「ああ、みにくいアヒルの子ね」という風に先が見えてしまう。

 ところが、そこで足をすくわれるのだ。後で考えれば納得するのだけど、とにかくミスディレクションが本当に効いていてヒヨコの真実を知る時は登場人物たちと同じように先が見えず、よるべない心持ちになっている、その為、その後の展開とヒヨコの行動に胸を打たれてしまう。この一点が素晴らしいので、退屈と思った中盤までの展開もさかのぼってよかったと感じてしまうのである。ヒヨコの選択の切なさ、そしてラストの展開は確かに泣けると思う。

 この話、仕掛け絵本の中が舞台という事で映画ではなくゲームでやりたかったような気もする。自分で仕掛けを動かし、ページの境目を発見し、ヒヨコの正体を自分の力で知った方がより感動があったような気もするのだ。実際に売っているゲーム版はミニゲーム集らしく、分かってないなあと思ってしまう。

 今年はアニメの年という感じで色々なタイプの作品を見ているけど、こんなやり方もあるのか。よく見たら脚本はヨーロッパ企画の角田さんか。ドラえもんと言い子供向けの作品こそ優れた脚本家が必要なのだろうな。
1
タグ: 映画



コメントを書く


名前
メールアドレス
コメント本文(1000文字まで)
URL




teacup.ブログ “AutoPage”
AutoPage最新お知らせ