2019/12/22

「ヒックとドラゴン3 聖地への冒険」2019米  今日の映画

12月20日は大作映画の封切りが多く「この世界のさらに片隅に」も見なけりゃいけないし、なんといっても「スターウォーズ」も残っている。この2本も見るけど、今回は一番楽しみにしていた映画を見ることに。2がDVDスルーだったときは心底がっかりしたものだけど、今回は無事公開。さすがにスターウォーズに持っていかれたか客は少なめだったけど、やはり大スクリーンで見るべき映画だと改めて思った。

 バイキングのリーダーとして民を率い、ドラゴンの開放にいそしんでいたヒック。だが、故郷バーク島は増えすぎだドラゴンでキャパオーバー。さらにハンターにも狙われる危険も増していた。ヒックは昔、父が語っていたドラゴンの聖地を目指し、そこを新しい故郷とすることを皆に伝える。旅立った彼ら。しかし、相棒のドラゴン、トゥースは初めて出会った同じ種族の雌、ライトヒューリーに心奪われ気もそぞろになってしまう。そんな彼らをハンター、ぐりメルが襲撃し…。


 前2作も良かったけど、今回はシリーズ最高傑作と断言してよいと思う。オープニングの戦闘も迫力だけでなくアイデア、ユーモアがあって心底楽しめる。1の頼りない少年がこれほど勇敢で、抜け目ない戦士に成長するとは。そう、もうオープニングからヒックは戦士としてもリーダーとしても完成されているんだよね。では、この作品では何を描くのかな。とちょっと不思議にも思った。

 今回の敵であるハンター・グリメルはまず賢く、力推しだけではない戦いはスリリングだった。特に決着でなぜヒックが勝つのかという事に明快な理由があり、そこにカタルシスがある。しかし、この戦いは時間配分こそ大きいものの物語のメインを張るものではないし、タイトルにある聖地の探索も拍子抜けするほどあっという間に見つかってしまう。

 今回のテーマは戦いでも探索でもなく、ヒックとドラゴンであるトゥースが少年から大人になる事、つまり自立なんだよね。だから、トゥースとライトヒューリーの恋、ヒックとアスティの関係に重きが置かれていく。そして、聖地でドラゴンの王として君臨するトゥースを見た時にヒックは大きな決断をする。
 この決断と物語の終わりは、見終わってみれば当然の帰結であり、人間とドラゴンの関係にきちんと向き合えばこれ以外の結論はない。でも、やはり大きな驚きがある終わりでもあった。2のバーク島を一つの理想として描いていたので、人間にとってのドラゴンだけではなくドラゴンにとって人間はどんな存在かという事を描くとは思わなかったんだよね。

 この物語、後日談をテレビストーリーで作るらしい。どのようなエピローグが待っているのか、何とかして見届けたいものだ。
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タグ: 映画



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