2020/7/1

「ストーリーオブマイライフ 私の若草物語」2019米  今日の映画

 小学生の頃、いわゆる子供向けの世界の名作を集めた全集がうちにはあり、多分全部読んだと思う。その中でも若草物語は好きな話で繰り返し読んだかな。兄弟姉妹が多い人にとっては共感できる話しで、その後のアニメ版も結構見た。そして、続若草物語を読んだ時は「ジョーとローリーが結婚するんじゃないんだ」とすごくびっくりしたような。

 というわけで、今回は評判もすごく良い若草物語、ストーリーオブマイライフを見てきました。この名作を原作通りに再現し、しかもこんな語り方があるとは。

 

 末っ子の私にとって「エイミー魅力ない問題」はけっこうとげが刺さっているような感覚があって、過去の映画版でもなんか損してるなあ、と思う事が多かった。ジョーに思い入れてみていると、やっぱりエイミーは邪魔に見えることがる。そして、末っ子にとっての永遠の悩み「姉たちに邪魔に思われてないだろうか」という不安を掻き立てるのである。しかし、今回の映画では、自分の才能を早めに見切り、家族の為にベストの行動を取ろうとする理想の末っ子として描かれている。正直フローレンス・ピュ―は子供には見えなかったが、彼女の師匠であるマーチおばさんを悪役ではなく現実を知る女性として描いたことで、エミリーの行動もまた支持できるものになったのである。

 そして、もう一つの問題「ローリークズ過ぎ問題」については、もうシャラメのシャラメヂカラとしか言いようがない。これは惚れるだろ。

 今回の映画では後半に大きな仕掛けがある。これはジョーという女性の人生を現代に語るのならば必須と思える仕掛けで、これがなければ確かにこの作品の意味はなかったかもしれない。若草物語はまず第一に女性を鼓舞する物語であり、現代の女性の為の物語であろうとするならこれしかないという見事な仕掛けだった。


 さて、劇場はそれほど埋まっていなかったがいくつかのシーンで女性のすすり泣きの声が聞こえた。当然のことでもあるし、自分自身も泣いてしまっていたので好都合だったとも思う。三女のベスの死。これだけは冷静に見ることはできないのだ。
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タグ: 映画



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