2020/10/13

「ウルブズコール」2019年仏  今日の映画

 今回は年に一本ぐらいは見たい潜水艦映画。去年はインドの「インパクトクラッシュ」をみて、ドイツやアメリカじゃなくても面白い潜水艦あるかも、と思っていたのだ。
 フランスはあまり海軍のイメージはないけど原子力潜水艦と核ミサイルを持つ国である。その現実を思い出させる軍事スリラーだった,

 フランスの通常型潜水艦「チタン」。そのソナーであるソックスは中東での工作員回収作戦で識別不能のスクリュー音を耳にする。それはすでにデーターから外れた旧式のソ連製潜水艦だった。
 その後、フィンランドを舞台に緊張が高まるロシアとNATO。そして、あのソ連製潜水艦から一発の核ミサイルがフランスに向けて発射される。しかし、ソックスはそのミサイルの音に疑問を覚え…。




 この映画、ダメな所を上げていくときりがない。オープニングの工作員回収シーンだけでも「なんで昼間に行く?」とか「敵ヘリが飛んでる間、敵の船は寝てたのかよ」とか。「へりを撃墜しなければ」と言って持ち出してきたのがRPGだったときはがっくり来た。
 あと、主人公がやたら心折れてふて寝してしまうのもなんだし、恋愛要素いる?とも思ってしまう。
 ただ、そのような設定の甘さはあるにせよ、潜水艦映画の花形、一対一の戦いのシチュエーションとして「本当に信頼しあう仲間同士が、お互い祖国の為に命がけで戦う」をもってきたのはすごい。普通の潜水艦映画は姿の見えない敵を想像しながら戦うが、この戦いでは敵が何を考え、どのような覚悟をしているのかを十分わかったうえで戦うのだ。正直この戦いをもう少し長い尺で見たかったけど、作品のテーマとしてあまりダラダラは描けなかったのかもしれない。
 このシチュエーションは傑作「フェイルセイフ未知への飛行」を強く連想させる。もちろんジャンル映画でもあり世界滅亡といったエンディングを迎えるわけではないけれど、主人公を含め各々のキャラクターの生死は本当にわからず、スリリングである。

 さっき恋愛要素はいるかな?と疑問に思ったけれど、よく見るアメリカやイギリス、日本の映画とイタリアやフランス、インドなんかの映画は恋愛要素の考え方が違うような気がする。今回の主人公ソックス君は日本人である私にはちょっとイラつく要素が多い男だったけれど、フランス人にとっては違う風に映るのかしら。主演のフワンソワ・シヴィルはなかなかカッコいいだけにフランス人の評価も知りたい所だ。
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タグ: 映画



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