音楽を伊福部昭が担当、と聞いたときから気になっていた劇場版鉄人28号。
サントラが発売になったのでとりあえず買っといた。
どんな曲が使用されるのかな?と思っていたら、
キングレコードの「伊福部昭の芸術」シリーズの流用。
純音楽作品数曲がシーンに合わせて選曲されているそうな。
「なんてことを」と少し思ったのだが、
生前の伊福部先生が承諾していたというし、
例えばエヴァで第九が使われるようなもんかなと納得しておいた。
肝心のサントラ盤は使用された曲を原曲のままセレクトしたもの(一部未収録)。
ライナーにもありますが「伊福部昭入門用アルバム」として編集されたものに主題歌を足したような構成。
一部楽章の抜粋、という形をとっているので、
鉄人の方から来た人には「?」でしょうし、
伊福部ファンには「なんだかなあ」という感じかもしれませんね。
こちらはどんなもんか聴いてやろうという好奇心で購入しましたが、渋い内容です。
映画のイメージからは意外なほど静かな曲調の曲が多いのが特徴でしょうか。
土俗的三連画から「ティンベ」のみ、日本組曲から「七夕」のみだったり。
なんとなく協奏風交響曲の1&3楽章あたりはメカニカルで合うかもと思っていたら、2楽章のレントしか使われてないみたいです(サントラ未収録)。
映画自体、今川泰宏監督ということで楽しみにしてたんだけど、
公開劇場が富山県には無い!
あ〜、これだから地方は・・・。
今川監督のテレビ版も放映されてなかったの未視聴なんだけど、見てみようかなあ。
一応ファーストガンダム世代の末端に連なるクセに一番好きなガンダムは今川監督の「Gガンダム」という不届き者ですから。

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