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ご覧いただきありがとうございます(^^)
今日は話題の映画「クローバーフィールド」の感想です。
以下ネタバレ要注意です。
ハンディカメラで撮った怪獣映画、というだけしか事前情報がない状態で見たのですが、たいへん面白く見ることができました。
ですが即、「日本の特撮映画界は猛省しる!」とか、
「こんな映画を日本の怪獣映画でも見たい」とか言いたくなる映画ではないですね。
何十本、何百本と怪獣映画がある中に、こういう映画が1本はあってもいいよね、というのが正直なところです。
宣伝形態からして、怪獣映画とは知らない人、というのもターゲットに入るようですが、映画とすればあくまで既存の「怪獣映画」というジャンルに乗っかった映画だと思います。
怪獣映画とはこういうもんだ、というお約束がわかっている上で見れば、怪獣部分に何ら起承転結の無いこの作品のメンタルな部分を純粋に味わえるのではないかと。
しかしアチラの人は等身大のモンスター好きですね。
あれはレギオンに対するソルジャーレギオンなのか、
ゴジラに対するショッキラスなのか、おそらく後者なんでしょうけど、ホントに一民間人の視点からしか描いていないので良くわからないままです。
続編も企画されているようですが、同じことをやってもつまらんし酔うだけなので、今度は俯瞰的なフツーの怪獣映画の形でも見てみたいかな。
本編中はまったく音楽が入らないのですが(それでもまったく緊張感はとぎれない)、その鬱憤を晴らすかのようにエンドロールは思い切り重厚な曲が流れます。
これがまた日本の特撮映画(というより伊福部音楽)にオマージュを捧げるような曲調で、かなり気に入りました。
主人公の一人である撮影者の彼は、パンフによるとユーモアのある人物として描いたつもりだったようですが、はっきり言ってウザかった。
オマエはもう少しだまっとれ、と。
もういい加減撮影するのやめてカメラ置いてけよ(それじゃ映画終わっちゃうが)、とずっと思っとりました。
人それぞれ感想はあるでしょうけど、劇場で見ておいて損のない映画です。おすすめ。

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