2010/5/18
伏見稲荷の鳥居坂 戻りの石段踏み下る
目には見えぬのいざないに 鳥居の隙間を通り抜け
獣道に毛の生えた 心もとなき山道に
迷い込みたも不安無し 下りしところに何が待つ
苔より雫が沁み出して 集まり小さきせせらぎに
沿いて渡ってまた渡る 川幅少し広くなり
猪マムシも出そうな地 ツキノワグマも居て然り
不安に勝るの期待感 魂回顧の縁の山
前世で滝に打たれたる 修行の僧が我が記憶
自信満々遭難者 勝手知ったる迷い道
川水落ちるは滝の音 五社の客神祀るとこ
滝打ち業にて供養する 白衣の僧が今も居り
我の記憶をつつむ霧 晴れてこの滝修行した
転生輪廻の思い出が 事実と形を現せる

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