事故当時、私は小学生でした
飛行機事故の実情がどのようなものか知るはずもなく
ただただテレビに釘付けだった
報道は私の知りたいことを何も報道しない
ヘリコプターで救助される川上慶子さんの映像だけが
鮮明に頭の片隅に残っていた
5年前、この本に出会って
知りたかったことを知ることができた
警察官だった当時身元確認班長の著者が書いた
墜落遺体
飛行機事故の酷さはもちろんのこと
全身全霊を尽くして遺体の身元確認に取り組んだ
医師や看護士、ボランティアの方々、警察官・・・
命の大切さ、人との絆、死について
様々な思いが私の中で形になった
あれから20年
無念にもお亡くなりになられた方々の
ご冥福をお祈りせずにはいられません