かなりひとりごとです。
以前読んだ新聞で衝撃を受けた記事があった。
パキスタンで、レイプの被害に遭った女性が姦通罪に問われてしまう「ハッド法令」を見直す改正案が賛成多数で下院を通過。しかし法令を「イスラムの教え」とする野党(イスラム原理主義政党)は猛反発をしてるというもの。
ハッド法令は、夫婦以外の男女の性行為を「姦通」とみなし、成人の場合は投石による死刑と定めている。レイプの場合は、立証に
被告の自白か(※被害者の自白ではない)少なくとも4人の男性イスラム教徒の証人が必要だとのこと。
被害者にとって4人の証人をそろえるのは普通に考えて困難だというのに、こういう法令がまかり通る現実。
だが法改正されれば「姦通」は「みだらな行為」と定義され、罰則は懲役5年以下となる。(けれども罪に問われること自体は変わらない)
女性を差別しているどころか、人権もないような扱いを受けていることにショックを受けた。
そして最近日本でも、毎日のようにニュースで耳にする「産む機械」という柳沢伯夫厚生労働大臣の発言。私はこの言葉よりも、この言葉を訂正するときに言った「産む役目」のほうが引っ掛かかってしょうがない。
女性って生まれながらに子を産む役目を背負わされているの?
結婚するorしない、子供を産むor産まない。これは夫婦間や本人の問題であって、国が干渉することじゃ決してない。そんなデリケートなプライベートなことを軽々しく口に出して欲しくない。しかも世の中にはそれができない人も少なからずいるのだから。無神経な言葉に一体どれだけ傷つく人がいることか。そんなこともわからない想像力の足りなさ。言葉のたとえを間違ったくらいは許せるけど、女性を「産む役目」と位置づけている厚生労働大臣が取り組む少子化対策に希望は持てない。
国が少子化問題に取り組むべきことは、少子化に至った原因究明&対策に向き合い、様々な支援を含めて環境を整えること、バックアップすることであって産むことを求めるのはナンセンス。
これは女性だけの問題じゃないよ。男性議員ももっと声を上げてよ。
なんかずれてるよ。

ウムム。
【人気blogランキング】

0