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原稿を受け取り、デザイナーを手配し、表紙のデザイン
本文は編集した後に綿密なチェック
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本を作るのは、結構面倒な仕事の連続だ
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納期がない時などは尚更だ。
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納期がなくても間に合わせる、自社で無理なら下請けを手配する
・・・・それが我々営業の仕事。
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客先は昔からの取引き先、納期はギリギリ・・・・
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・・・・OK・・・
任せてください、間に合わせましょう・・・・
俺は原稿を受け取り、スプリンターのキーを回した
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営業車を走らせながら俺はあらゆる方法を考えた・・・・
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やはり社内では間に合わないな・・・・
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俺は取引きがある数社を頭に浮かべた
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・・・・!!
あそこなら!!
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電話をすると早速担当者が駆け付けた
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そして納期がないことを告げると、快諾してくれた。
・・・・頼りになる
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・・・・!!
雨の中、原稿が濡れないようにビニールコーティングされた紙袋で持ち帰る!!
・・・・さすがだ、行動が抜目ない
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やがて納品日
担当者は品物と例の紙袋に入れた原稿を届けてくれた。
・・・・よかった・・今回も間に合ったな・・・・
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そして納品・・・・
俺がつけた値段は128000円・・・・
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「高いよ〜10万にならない?」
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はっきり言おう、この値段は高くない・・・・
ってかその値段じゃ大赤字だ
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「じゃあ11万!」
・・・・だから無理だって
「じゃぁ・・・・」
・・・・納期ギリギリに原稿出しておいて無理な値段に値切るとは、この人は何を考えているのだろうか?
ちなみにこの人は某大企業の部長クラス、義理も人情もないこんな人がである(以前もいろいろあった・・・・)
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あんたみてーな人にはゼッテーやらねぇよ・・・・
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原稿が入った・・・・
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ビニールコーティングの
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なっきー紙袋・・・・


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