DAY OF THE DEAD

世界はゾンビで溢れ、生きている人間はわずかしかいない地球で・・・・・
大きな町もゾンビで溢れ、生存者がいない状態だ。
軍事施設の地下で、軍人たちと研究者たちがゾンビを倒す為に協力して生きていた。少なくとも外には40万を越すというゾンビがいる中で、人間が生き残る術を模索していた。
しかし、研究用のゾンビを捕獲するために、何人かの兵士が死に、それで研究者と軍人の関係に亀裂が生じ始めていた。
ある時、”ローガン博士”が飼っていた研究用ゾンビ”バブ”に褒美として死んだ兵士の肉を与えていたのを見た”ローズ大尉”は怒り、博士を射殺してしまう。
その頃、研究者の女性”サラ”や黒人パイロット”ジョン”達は地下からの脱出を企てていたが・・・・・
ゾンビに噛まれて負傷したスペイン兵士が皆を道づれにゾンビを呼び込み、自殺。地上からゾンビが侵入し・・・・・・・
ローズら軍人やサラ達も急いで脱出を試みるが・・・・・
「本当に怖いのは人間!」というテーマが貫かれている。
また、黒人のパイロットはクールで尊敬できる人物として描かれていたり、スペイン人兵士は白人兵士から”イエロー”と罵られていたり・・・・・と、人種差別問題も描かれている。
ローガン博士の研究の様子が衝撃的だ。脳髄だけ残して頭部を切りとられたゾンビなど・・・
さらに、”ローガン博士”と実験用ゾンビ”バブ”との友情(愛情)や、ゾンビに知能が戻ってくる様など、ゾンビ映画に新しい局面を与えている。
最後の方では、ローガン博士を殺した”ローズ大尉”と”バブ”の対決も。
1985年 アメリカ映画 監督 ジョージ・A・ロメロ 特殊メイク トム・サヴィーニ


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