2019/4/23
「『岡山スピリッツ』の私の『合奏指導講座』」
バンド指導
来たる5/5(日)・6(月・祝)に岡山就実高校
で開催される「吹奏楽スピリッツ バンドクリニ
ック2019 in 岡山」において、私が担当する
「合奏指導講座」のレジメを書き上げた。
(以下に、
その一部を紹介する事とする)
5/6(月・祝)9:40〜10:50
合奏指導講座:「カラオケ化した音楽活動の現
状と打開策」
講師=竹内俊一 バンド=岡山就実高校
内容は以下の3項目
T . 音楽活動のカラオケ化
U. 打開策としての具体例
V. 合奏指導時における留意点
T . 音楽活動のカラオケ化
1. 音楽の授業時間数の削減
2. 学校行事の「下請け」と化した音楽の授業
3. 楽譜を読まない、書かない児童・生徒
4. 吹奏楽部は、吹コンの成績のみを活動の目
的としてはいけない。音楽関係の部活を通し
て、児童・生徒の人間的・音楽的成長を目指
すべき!
U. 打開策としての具体例
「吹コンの成績のみを活動の目的としない」と
はいえ、吹コンに対する児童・生徒の高い関心
と動機を利用しないのは得策ではない。出場す
る以上は、良い成績を獲りたいのが人情である。
私は「吹コンは必要悪」であると認識している。
1.「ブンチャカ合奏(譜面通りの通し練習)」中
心の合奏練習はダメ→百年続けても上達しない!
2. 1年間を3期に分けて、折々の活動の目的・
目標を全員が自覚・認識して取り組む。
@ 部の基盤づくり:(9〜11月)
A サウンドづくり:「音づくり」(12〜6月)
B 音楽表現:「音楽づくり」(7−8月)
3. 「音づくり」と「音楽的能力の育成」を目指す
練習法の具体例
以下の練習は、「楽器を響かせる事」と「読譜」
の課題を児童・生徒に要求するものである。
@ 「根こそぎローラー作戦」
A 「同一テンポ練習」
B 「新出音符練習」
C「変奏練習」
D「ヘロヘロ練習」
E「ハチヨン練習」
F「音形統一練習」
G「全音符化練習」
etc.
V 合奏指導時における留意点
@奏者の座る位置(奏者の目が見えるか)を確認
A全員の目を万遍なく見回す
B奏者の足・譜面台をチェック
C中高生はサボりの天才、容赦しないで!
D全身を使う(生徒は指先・口先・目しか使わ
ない)
E表現する事を適当にしない(返事、挙手、全
体挨拶、etc.)
F常に基礎・基本を大切に(出来るようになる
まで妥協しないで、諦めないで、指摘し続ける)
Gビギナーには同時に複数の課題を与えない
H指導者は360°の視野を持つ
I言葉で説明や指示して終わるのではなく、必
ず、音で確認(指示・指導言より評価言を多く)
J全体⇄部分⇄個人⇄部分⇄全体!
Kシェイク!(常に、揺さ振り続ける!)
etc.
上記の一部を、実際にバンドを使って、具体的
に音で証明してみたい。乞う、ご期待!

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