2019/12/9
先日、ツイッター上に萩生田文科相の「引退後
のアスリート 特別免許で教員に」と言う記事を
読んだ。
又々、文科省は馬鹿げた事を考えている、と呆
れてしまった。どうして、こう言う短絡的・近視
眼的発想を抱くのであろうか!?
学校現場を知らない、教職を舐めた考えである。
更には、アスリートをダメにする結果に繋がる。
五輪メダリストだからと言って、教師が務まる
かどうか不確かだ? 現代の先生方は、本当に
お忙しい! しかも、専門の教科指導以外の側
面(あまり、価値があるとは思えない下らない、
しかも夥しい数の書類作成、学級担任、生徒指
導、etc.)で、忙殺されている。
更に言えば、昨今の「部活縮小」である。部活
をやれなくしておいて、専門家を採用するのは、
大きな矛盾である!
この様な状況下で、果たして、元メダリストが
学校の先生になって、本当に、専門の力を十分
に発揮する事が出来るのであろうか?
それと、正規教員としての力量を持ち合わせ乍
ら、(何かの理由で)教採にパスしないまま、非
常勤として長年、学校現場で働いておられる先
生方が、今回の方針を聞かれたら、どの様に感
じるであろうか? そして、現実問題として、同じ
職場で一緒に上手く働けるのであろうか?
今回の萩生田文科相の構想は、2つの面におい
て、将来、禍根を残す結果となるであろう。そ
れは、1つは学校現場をダメにする。と同時に、
アスリートもダメにしてしまうであろう。
私は、教師として採用するのではなく、国が公
務員として雇い、配属される都道府県・市町村
と共に、給与負担を折半し乍ら、スポーツクラ
ブの講師として専門性のみに特化した形で活躍
して頂くのが良いと考える。
今の(安倍)政権は、経済と国防のみを優先し、
これまで(票に繋がらない)教育には、全く金
を出して来なかった。「桜を見る会」の目眩し
の為の25兆円もの補正予算を出すくらいなら、
教育に金を出しなさい(教員を増やせ!)。
序でに言えば、「児童・生徒に1台、PCを」、こ
れも近視眼的で馬鹿げている。数年前の「電
子黒板」は今や、使われていない教室の片隅で
「無用の長物化」「粗大ゴミ化」している!

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